映画『この道』インタビュー第1回

「いろいろな景色の中に身を置いていたい」大森南朋さんに聞いた“自分ルール”

「いろいろな景色の中に身を置いていたい」大森南朋さんに聞いた“自分ルール”

「雨ふり」や「ゆりかごのうた」など、誰もが口ずさんだことがある童謡を手がけた詩人・北原白秋と天才音楽家・山田耕筰の出会いと友情を描いた映画『この道』(佐々部清監督)が1月11日(金)から全国公開されます。

北原白秋と言えば、教科書に載っている偉い人。しかし、本作では、実は自由奔放でやんちゃ、女性にだらしないけれどなぜか憎めない”愛すべきダメ男”として描かれています。

そんな白秋を大人の色気を漂わせつつもチャーミングに演じた俳優の大森南朋さん(46)に“自分ルール”について聞きました。

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「いろいろな景色の中に身を置いてみる」

——大森さんは仕事やプライベートで決めている“自分ルール”はありますか?

大森:40歳を過ぎてから? やはりどういう形であれ、仕事はストレスがつきものなので、なるべくストレスに振り回されないようにしたほうがいいなと思い、バンドを始めました。でも、もうバンドがストレスになり始めています(笑)。

——いろいろなところに居場所を持っておくということでしょうか?

大森:お芝居といっても、ドラマと映画でも違いますし、映画と舞台でも違います。そのおかげでいろいろなところに行かせていただけますし、バンドはバンドでまた違いますし。そういういろいろな景色の中に身を置けるといいかなと思います。わりと相乗効果もありますので。

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——映画では戦争に突っ走っていく日本と、そんな社会の状況に戸惑いながらも意に沿わない仕事を引き受ける白秋の姿も描かれています。会社員であれば会社の方針に従ってときには気が進まない仕事でも引き受けないといけない状況は現代でもあることなので、いまと通じる部分があるなと思いました。

大森:そういうところはあると思います。仕事である以上、すべてがやりたい仕事とも限らないけれど、自分勝手なことばかりやっていてもよくないですし。受け入れるときは受け入れて、それも一つの人生なのかなと。全部が全部そうだと辛いけれど、ときにはストレスも必要な場合もあるのかなと思います。

『この道』のストーリーは…

映画は、北原白秋の波乱に満ちた半生を、音楽家・山田耕筰との友情とともに描く。文学者の鈴木三重吉(柳沢慎吾さん)は「日本の子供たちに、日本人による『童謡』を創ろう!」と1918年に『赤い鳥』を創刊。独特なリズムの詩で名を馳せていた白秋と、ドイツ留学を経て日本で初めて交響楽団を結成した音楽家・山田耕筰に童謡創作を依頼する。才能と才能のぶつかり合いで、一度はけんか別れしたものの、関東大震災を機に2人は意気投合。「からたちの花」や「この道」を発表し、白秋と耕筰コンビの人気は高まるが、次第に戦争の足音が聞こえてきて……というストーリー。

耕筰を演じるのはダンス&ボーカルグループ「EXILE」のAKIRAさんで、大森さんとのダブル主演。ほかに貫地谷しほりさんや松重豊さん、羽田美智子さん、松本若菜さん、安田祥子さんと由紀さおりさん姉妹も出演する。

(C)2019映画「この道」製作委員会

(C)2019映画「この道」製作委員会

スタイリスト:伊賀大介/band、ヘアメイク:TAKAHASHI/STEREO Gn

(聞き手:Duniakita編集部:堀池沙知子、写真:宇高尚弘/HEADS)

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