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理想を追いかけてばかりいたけれど…「タイプじゃない」人と付き合ってわかったこと

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理想を追いかけてばかりいたけれど…「タイプじゃない」人と付き合ってわかったこと

「〇〇って言わない女子」
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恋愛経験をある程度積み重ねてきて、酸いも甘いも知っているオトナだからこそ、パートナーにあえて「言わない」ことをあえて拾って、恋愛コラムニストの桐谷ヨウさんにアドバイスをいただく連載「◯◯って言わない女子」。

ヨウさーん! 今回はこんなつぶやきを発見しましたよーー!!

【今回のつぶやき】

「全然タイプじゃないけれど…」

これまでは追いかける恋ばかりしていました。「好きだ!」と思った人を追いかけ、うまくいったりいかなかったりいろいろありましたが、今思えばそういうヒリヒリ感が恋愛だし恋愛の醍醐味だと思っていました。

最近付き合い始めたパートナーは、彼の猛アタックで付き合い始めたのですが、彼の勢いに少々押され気味です。でも、不思議と彼といると安心するし、楽しいし、穏やかな気持ちになります。彼と出会って「あ、こういう恋愛もできるんだな」と思いました。理想や好きなタイプとは違いますが、こういうこともあるんですね。

全然タイプじゃないというのは彼に言ったら落ち込むので言いません。

恋愛にパワーバランスを持ち込むのはクソです

こんばんは、ヨウさんです。

恋愛の醍醐味はヒリヒリ感、わかるー!

今回は「言わないこと」ですが、「言わなくていいです」で終わりですね。「全然タイプじゃない」を相手に言いたくなるのは、あなたのエゴです!(笑)

「本当はタイプじゃないけど付き合ってあげてるんだよー」

とか

「タイプじゃないのに付き合ってあげてるんだから私の方が立場は上だからね!」

とまでは思ってないと思いますが(笑)、そこはかとないマウンティング感覚を匂わせてくるフレーズです。

それはお互いにとって幸福じゃないよね。パートナーになっていきたいのであれば。

今回のご質問は本当に面白いんです。

よくアラサーの恋愛に出てくるフレーズで「本気になった方が負け」とか「追いかけるんじゃなくて、追いかけさせろ」みたいなこと言うでしょ?

あれマジでクソだと思ってるんですよ。

恋愛にパワーバランスの概念を持ち込むからみんなが苦しくなっちゃう。本気になったら足元を見られるから、本気にならないようにする。追いかけたら負けだから、深追いしない。

きっとこれが説得力を持つのは、そういう経験をしてきてしまったからだと思うんですね。そしてそう思わせるような振る舞いをする男もたくさんいる。いや、女にもいるんだけど(笑)。

よくわかんないけど「一緒にやっていけそう」な感じ

恋愛に理屈を持ち出したらほんっと面白くなくて、僕が伝えたいことは「楽しもうぜ」と「幸せになろうぜ」ってことだけなんですね。

ただ、まぁそれだと読んでもらえる文章にならないから説得力を持たせるような理屈をつけているだけで。

今回はフィーリングで書きます。

ご質問者様は出会えたんです。安心して、楽しくて、穏やかな気持ちになれる人と。すごくないですか?

この人には何かが足りない、他に誰かがいそう、会えない時間に苦しむ。そういう欠落を感じずに、ただ一緒にいたいと自然と思える。それ以上求めるものは何もないでしょう。

僕が知るかぎりパートナーと幸せそうにしている人たちは、相手からそういう感情を得ているようです。

なんかね、ここ数年、遊んでた頃の仲間が続々と結婚したんですが、結婚式で隣にいる伴侶を見て「えっ、そんなもん?」という第一印象を受けるんです。これめっちゃ失礼なこと言ってますけど。

それこそもっと可愛いとか、もっとスタイルいいとか、華やかな職業とか、そこまで深く知らなくても性格とか。他にたくさんいそうなんです。

いろんな選択肢があったなかで選んだ相手が、一見「えっ、そんな感じ?」って相手なのが面白くないですか。そして、並んで一緒にいる姿を見ていると「あー、しっくりきてる〜」と例外なく納得して結婚式が終わるんです。

めっちゃフィーリングの話ですが、“一緒にやっていくこと”ができそうなバイブスを感じさせるんです。周囲に。

あとね、最近アラサーの女の子から穏やかな報告を受けるんです。変に不安な感情を揺さぶられたり、ソワソワさせられたり、妙にアッパーなテンションじゃなく、じんわりと満たされる相手と日常を楽しんでいるっておのろけを。

そういう話を聞かせてもらうと、「ああ、この子は見つけたんだなぁ」といつも思います。

「理想や好きなタイプ」ってよく言うけれど…

僕は常々、こう思ってるんです。理想や好きなタイプって、自分の先入観や乏しい経験からくる偏見なんじゃないかって。自著でも「常識とは偏見のコレクション」という偉人の言葉を紹介しましたが、本当にそう思うんです。

僕の妻も、もともとの理想や好きなタイプではありません。だけど、自分は理想の相手だと思っているし、他のタイプと一緒にいることは、いまとなっては考えられません。

恋愛や結婚のあり方は人それぞれです。最適解や絶対解は存在しません。

だけど、ひとつのパターンとして「これまでの自分の好みやパターンを乗り越えて、なんだかわからないけど一緒にいたいと思ってしまう相手」とはうまくいく、と。

ずっとかはわからないですよ。長い人生で価値観が変わり、その変容をお互いに乗り越えられなかったときに、別れなくてはいけないタイミングがくるかもしれません。

それはそれとして、ご相談者様はこの勝ちパターンに乗っかっているように見受けられます。

相手からの猛アタックや、一緒になりたいという勢いと同期を取る必要はありません。引力については相手任せにしてしまいましょう。

あなたがただ一緒にいたいと思えるかが重要です。そしてその先に、安心や幸福があるかを見つめてください。

応援しています。

(イラスト:つぼゆり)

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〇〇って言わない女子

パートナーや気になる人に、言いたくても言えない、聞けない一言ってないですか?恋愛コラムニストの桐谷さんに、「言わない女子」のお悩みを聞いてもらいます。

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