ドライヤーは後ろから前に、冷風で仕上げる。美髪のための乾かし方【プロが教える】

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ドライヤーは後ろから前に、冷風で仕上げる。美髪のための乾かし方【プロが教える】

シャンプーやヘアトリートメントで丁寧に髪を洗ったつもりでも、朝起きるとパサついている、ツヤがない、セットがうまくいかないなど、困ることがよくあります。美容師で美髪のためのケアを追求する三谷遥さんに尋ねると、「髪のダメージを抑えてセットやスタイリングをしやすくするポイントは、前日の髪の乾かし方にあります」ということです。

そこで、その方法についてレクチャーしてもらいました。

生乾きのままだとにおいやフケ、ダメージのもとに

はじめに三谷さんは、髪を乾かすときにしてはいけないことについて、こう説明をします。

「ドライヤーで髪を乾かさずに、自然乾燥や扇風機で適当に乾かす人は多いようですが、それは間違いです。ドライヤーは面倒だ、夏は暑いから嫌だという声を耳にしますが、頭皮が湿ったまま放っておくと、高温多湿な環境を好む白癬菌(はくせんきん)というカビや雑菌を繁殖させることがあり、においやかゆみ、フケ、ダメージの原因になります。湿った洗濯物を放置していると嫌なにおいがしてくるのと同じです。

また、髪の形は湿った状態から乾く瞬間につくので、自然乾燥で放っておくと寝ぐせがつき、翌朝にブローをしても、ハネる、うねる、ぺしゃんこになるなどで、思うようなスタイリングができないでしょう。

また、髪同士がこすれてチリやホコリなどのゴミが髪に付着する、髪を保護するキューティクルが開いたままになって髪を傷めやすくなります」

ドライヤーの前に、タオルドライをするのがコツ

次に三谷さんは、髪を乾かす際にはまず、「髪の水分をタオルで吸収をするタオルドライを行ってください。水分でぼとぼとのままだとドライヤーをあてる時間が長くなり、キューティクルを損なう原因になります」とアドバイスをし、タオルドライをふまえた髪の乾かし方について、次のように順を追って説明をします。

(1)バスルームで髪の水分をしぼっておく

バスルーム内で、髪をひとまとまりにして手でギュッとしぼり、水分をできるだけとりましょう。ただし、キューティクルがはがれないように、髪同士をこすり合わせないようにしてください。

(2)タオルドライをする

バスルームから出たら、タオルで髪の毛先の方をはさんでその上からパンパンと優しくたたき、水分をタオルに吸収させます。

ロングヘアの場合は水分がとりにくいので、タオルで髪をはさみたたいたあと、頭全体にタオルをぐるりとまいて、その上から1~2分ほど手で頭皮を押し、タオルに水分を吸い込ませましょう。

タオルドライをしておくと、ドライヤーの時間を短縮できて、手間も少なくダメージ対策にもなります。

(3)洗い流さないトリートメントをつけて、髪をとかす

ドライヤーで髪を乾かす前に、自分の髪質に合った洗い流さないトリートメントを、髪の長さの半分から毛先につけましょう。地肌はべたつくので、また髪の根元は健康なので、つける必要はありません。

髪同士をこすらないように注意しながら両方の手で髪をはさみ、指先でおさえるようにして浸透させます。その後、コームで髪をとかします。コームを使うのは、ヘアブラシよりも複数の毛髪に均等に成分が浸透しやすいからです。

(4)風は後ろから前へあてる

ドライヤーで乾かすときは、頭を下げて、後頭部やつむじあたりから、前へ向けて風をあてます。まずは温風で、ドライヤーを小刻みに動かしながら、地肌の近くに指を通して手ぐしで地肌や髪の根元の間に風を送るようにしましょう。

右の手でドライヤーを持つときは左の手で後頭部の左側から、左の手でドライヤーを持つときは右の手で後頭部の右側から、前へ向かって手ぐしでとかしながら乾かします。

続いて頭を上げて鏡を見ながら、サイドの髪を乾かします。右サイドは右の手で、左サイドは左の手でドライヤーを持ち、後方から前に向かって髪が顔にかかるようなイメージで行います。

(5)冷風で仕上げてツヤを出す

髪が7割がた乾いてきたら、冷風に切り替えて、髪全体にあてながら、手ぐしかヘアブラシで、後ろから前に髪を流すように仕上げましょう。冷風をあてるとキューティクルが閉じるので、髪にツヤが出て乾燥も防ぐことができます。

(6)カラカラになるまで乾かさない

全体に8~9割がた乾いたところでドライヤーを終了します。その後、手ぐしかヘアブラシで抑える、整えるとよいでしょう。ドライヤーをあてすぎると毛髪が乾燥して表面のキューティクルだけではなく内部までダメージを与えます。

さっそく、このとおりにしてみると、翌朝のスタイリングがとてもうまくいきました。いつも悩まされる髪のからまりやハネもありません。タオルドライを丁寧にすると時短になることや、冷風によるつや出しも実感し、面倒に思っていたヘアドライが楽しくなってきました。髪のダメージを抑えるためにも、ぜひ継続していきたいものです。

(取材・文 藤原 椋/ユンブル)

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