「〇〇って言わない女子」tweet.16

マイナスの感情を溜めないで…あとから怒りやイライラをぶつけてしまう貴女へ

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マイナスの感情を溜めないで…あとから怒りやイライラをぶつけてしまう貴女へ

「〇〇って言わない女子」
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恋愛経験をある程度積み重ねてきて、酸いも甘いも知っているオトナだからこそ、パートナーにあえて「言わない」ことをあえて拾って、恋愛コラムニストの桐谷ヨウさんにアドバイスをいただく連載「◯◯って言わない女子」。

ヨウさーん! 今回はこんなつぶやきを発見しましたよーー!!

【今回のつぶやき】

「本当は、気がすすまない」

デートでどこに行くか決めるときや、ごはんに行く場所を決めるときに相手の提案がイマイチだった場合、「気がすすまない」と正直に言えません。とりあえず提案に乗ります。まあいいか、これも経験だ、と思って相手の提案に乗ります。

で、問題はここからなのですが……相手とケンカになったり、相手と口論になったりしたときに「本当は私は嫌だった」とそのときのことをほじくり返してしまいます。我ながら最低だとは思うのですよね。。嫌だな、微妙だなと思ったときはそのときに言えばいいと思っているのですが……。

それって「旅行」と似てるよね

こんばんは。思ったことが口には出ないが、顔に出てしまうヨウさんです。

これはすっごいめんどくさい人だぞ!笑

我ながら最低だと自覚しているのが救いですが、そりゃ向こうはゲンナリしてしまうでしょう。

旅行を連想しました。自分で絶景やおいしい飲食店を探すのは手間がかかる。だけど、すべての時間を自分好みの最高の旅行にできる。

反面、ツアーに参加したり、友人に仕切ってもらったりする旅行はラクだし、自分だけでは探せなかった「偶然の出会い」に巡り会える。ただし、自分を100パーセント満足させられるものばっかじゃない。

どちらも一長一短があるし、優劣がなく、素敵なものですよね。

「これも経験だ、と思って」には、いまの自分には理解できない何らかのよさ……あるいはその可能性を信じてるんだろうなって思うんですよ。で「やっぱりつまらなかったわ!」という失望があるんだと推測されます。

「提案をする側」と「提案をされる側」に分けすぎ問題

ふたつの観点でお話してみようと思います。

ひとつは提案に乗るときの心構えです。提案されたときにすでに「イマイチだなぁ……」と思ってるわけじゃないですか。

シンプルに相手によさを聞いてみればいいんですよ。何がウリだと感じてそこを選んだかを。もちろんダメ出しっぽく聞いちゃダメですよ。

で、彼から出てくる「俺がよいと思ったところ」を聞いてみてピンとくれば、実際に行っても楽しめるでしょう。彼が共有したいと思っている感情をあなたは知ることができているのだから。

多くの場合は、ここのすり合わせができていないから「くだらない提案しやがって」につながるんだと俺は思ってます。

「あー、なるほどね。そういう視点で見てみると、たしかにアリだわ」ということは世の中にたくさんあります。

あるいは彼が語ってくれた話を聞いてしっくりこなかったら、もうそれは行く必要ないですよ。そこをよいと思っている彼のセンスを疑ったほうがよいです(笑)。

だいたい何かするときは直感がすべてに優先します。

満足できる飲食店や素敵なアクティビティは「こんな感じらしいよ!」と聞いた瞬間にときめけるはずです。

そしてそれを知っているからこそ、ご相談者様はイマイチな提案に付き合って、やっぱり微妙だったことを根に持ってしまうんだと感じます。

多くの場合において俺は、「提案をする側」と「提案をされる側」に分けすぎだと感じます。

誰しもが「なんでもいい」がいちばん嫌われると分かっていても、提案を一緒に揉んでブラッシュアップしていく行為はしないじゃないですか。これはどうかな? それはちょっと微妙だから、もうちょっとこんな感じはどう思う? そういうやり取り自体におたがいの感性を確かめあっていく楽しさが潜んでいるはずなのに。

旅行と同じように、旅行をしている最中でなく、旅行の妄想をしているときにはもう本番が始まっているんですよ!

溜めた感情は消えない

ふたつめの観点は、溜めた感情は消えないという事実です。

あとからほじくり返してしまうのを自己嫌悪しているかもしれませんが(あるいはどうでもいい相手なのでまぁいいやと思っていてもいいと思います)、すごく当たり前のことだと思います。

というのも、人って何らかの感情を押し殺したときに、それは消滅せずに絶対に冷凍保存しているんですよ。

理不尽さを感じたときの鬱屈(うっくつ)した気持ち、激しい怒りを社会的なマナーでねじ伏せたとき、悲しい気持ちを噴出させずに我慢したとき。

それらはいつか開放されるタイミングを待っています。学校で習った、質量保存の法則です。

かつて女性から恋愛に関する話を聞きまくっていたときに、心理的に深い部分に会話が及んだときに「表情を変えずに涙が勝手に出る」というシーンを少なくない回数見てきました。

そのとき俺は「溢(あふ)れてくる感情を言葉にできないとき、涙というかたちで人は吐き出すんだなぁ」と痛感しました。

そしてその溢(あふ)れてくる感情とは何か。そのタイミングの感情ではないのです。いままで押し殺して溜めて溜めて、圧縮させて冷凍保存してきた感情が解凍されて、溢(あふ)れ出るわけです。トラウマという手垢のついた大げさな言葉を持ち出さなくても、言いたいことは伝わっているでしょう。

マイナスの感情は溜めちゃいけません。

これらを回避する方法はいくらでもあります。今回の場合であれば、イマイチな提案にはそもそも乗らない。提案に自分が満足できそうな要素を入れる。ひとり遊びで楽しいことをする。他の人とやりたかったことをやる。

なんでもかまいません。ただ、溜めた感情はいつか開放されるタイミングを待ち続ける……という事実を知っていてほしいのです。

それを知っているだけで、自分の振る舞い方は自ずと変わってくるはず。

「自分らしさ」を追求するは、極細の針に糸を通すようになかなか上手くいかないものですが、自分がしっくりこないものを感情を手がかりに回避していくというのは、もう少しだけたやすいように思えます。そこを突破口にしてみてほしいです。

応援しています。

(イラスト:つぼゆり)

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〇〇って言わない女子

パートナーや気になる人に、言いたくても言えない、聞けない一言ってないですか?恋愛コラムニストの桐谷さんに、「言わない女子」のお悩みを聞いてもらいます。

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