DJあおいの「私は仕事ができない。」task70

あの人はなぜ“大変自慢”をするのか? ブラック体質を引き継がないために必要なこと【DJあおい】

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あの人はなぜ“大変自慢”をするのか? ブラック体質を引き継がないために必要なこと【DJあおい】

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DJあおいさんと「仕事がデキること」について考えていく連載「私は仕事ができない。」70回目のボヤきは「“ブラック体質”を引き継がないために必要なこと」です。

【今週のボヤき】

先日、中途で新入社員が入社してきました。なんでも前にいた会社はブラック体質の会社でいろいろ苦労したそうです。その影響もあってか、残業申請をしようとすると「前の会社では残業代は出なかった」とか、会議のお茶代を経費で落とそうとすると「恵まれていますよねー」と感心したように言います。

本人に悪気がないことはわかっているのですが、もし彼女に部下や後輩ができたときに無意識にブラック体質を押し付けてしまうのではないか? とちょっと心配になりました。と、同時に自分も知らず知らずのうちに「自分もこうやってきたから」という理由でまわりや後輩に“ブラック体質”を引き継ぐ可能性があるかもと思いました。もちろん引き継がないといけない仕事のやり方もあると思うのですが……悪しき慣習を引き継がないために必要なことを知りたいです。

“ブラック体質”を引き継いでしまう理由

「人は人に育てられたように人を育てる」と言いまして、怒って育ててもよい人材に育つわけではなく、いつか部下を怒る人材に育ってしまうだけになってしまうんですよね。

そういう意味で言えばブラックな環境に育てられた人材は、いつか部下にブラックな無理難題を強要する人材になるのかもしれません。

しかしこれにはある条件がありまして、それは「ブラックであることの自覚がない」という条件なんです。

あの人が“大変自慢”をする理由

人というのは因果なもので、薄給で重労働、残業で休日もなし、というブラックな環境にいてもその環境に適応しようとする心理が働きます。

その環境がブラックであることを自分で認めてしまうと、自分の身が居た堪れなくなってしまうんですね。

報酬も誇れない、福利厚生も誇れない、私生活も誇れない、誇れるものが何もないと人はその場にいられなくなってしまうんです。

では、ブラックな環境の中で一体何に誇りを持つのかといえば「過酷な仕事」に誇りを持つようになってしまうんです。

他の人にはできないであろう過酷な仕事をしている自分を誇らしく思うことでその環境に適応するわけですね。

だからブラックな環境にいる人ほど洗脳されたかのように過酷な仕事に誇りを持っており、「おれのほうが大変な仕事をしている、私のほうが大変な仕事をしている」という羨ましくもない“大変自慢”をドヤ顔でしたりするのです(実にたくさんいますね、、、)

こういう人がブラックな体質を下の世代に連鎖させてしまう犯人でして、それがブラックな体質だという自覚がないどころか、むしろそれに誇りを持っているので自分のやり方に疑いを持つこともしないのが元凶ということですね。

部下をダメにしないために必要なこと

ブラックな環境の中でそれをブラックだと認めて辞めることができた人はブラックな体質は受け継ぎません。

ちゃんと自分で自覚することができているので、あらゆる場面で自制心が働くようになっているでしょう。

ブラック体質を押し付けてしまうかもしれない心配よりも、むしろ甘すぎて部下をダメにしてしまうかもしれない心配をしたほうがよいかと思います。

その加減を教えてあげるのが今の環境の役割なんじゃないでしょうか。

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そもそも「仕事がデキる」ってどういうこと? “人生のパイセン”DJあおいさんに、悩めるアラサー女子のボヤきにお付き合いいただきます。

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