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「本当に私でいいの?」昔は“重い女”だった私が彼に言わないこと

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「本当に私でいいの?」昔は“重い女”だった私が彼に言わないこと

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恋愛経験をある程度積み重ねてきて、酸いも甘いも知っているオトナだからこそ、パートナーにあえて「言わない」ことをあえて拾って、恋愛コラムニストの桐谷ヨウさんにアドバイスをいただく連載「◯◯って言わない女子」。

ヨウさーん! 今回はこんなつぶやきを発見しましたよーー!!

【今回のつぶやき】

「本当に私でいいの?」

30代の女性です。20代は恋愛でいろいろ痛い目を見ましたが、経験を積んだ(?)おかげで、いまはわりと平和に男性とお付き合いしています。

はっきりものをいう性格のせいか、人からは「自信がありそう」「大人の女性」と見られることが多いです。でも元々は自己評価が低く、特に恋愛で苦労したせいか本当は自信がありません。

せっかく男性とお付き合いをすることになり、最初のうちはいい関係を築けていてもつい昔の自分がひょっこり顔を出して、表題のようなセリフを言ってしまいそうになります。

ただ、こういうことを言うと男性は「重い」と思うと思うので、ぐっとこらえています。本当は、自信がない重い女です。長く付き合っていくうちに私の暗い部分がバレて捨てられてしまうのでは? と思いビクビクしています。

「自分に自信がない」女子はめちゃくちゃ多い

こんばんは。「自信がありそう」で「大人の男性」になりたいヨウさんです。

まず20代の手痛い経験を経て、いまは平和にお付き合いできているって素敵ですよ。いろんな局面でムチャクチャにしたい衝動と戦ってきたことでしょう。きっと頑張ってきたはず。

やっぱり学習能力というのは勉学や仕事だけでなく、人生のいろいろな局面で大事だと思います。

それでねー、「元々は自己評価が低い」「本当は自信がない」という女性(というか男性も)はめちゃくちゃ多いと思うんですよ。

というか恋愛のコラムを書いていて痛感するのは自己評価がバッチリだったり、自分に自信があったら反省をする機会を持たなかったりするので、コラムを読んだりしないんですよ。結果、読者の方々にはそういう人が多いのかもしれません。

これは根が深い問題なので、コラムの一本では解決することができません。ただ、少しでも楽になってもらえるヒントが提供できたらと思います。

過去の自分、現在の自分

人はなぜか「過去の自分を本当の自分」と決めつけてしまう傾向があります。

本当の自分は「いま、現在の自分」です。まずはここに気づいてください。

おそらく“本当の自分はこうなんだけど、いま頑張ってこうしてみているだけ”というふうに自分を捉えているかもしれません。それはナンセンスです。

頑張って振る舞っている自分は、紛れもなくいまの自分を形づくっているものであり、本当の自分の姿です。なぜ過去の自分の言葉や行動の方に重きを置く必要があるのでしょうか? いえ、ありません。

前回の記事で書いたように、自分の心、そして自分自身は変わり続けています。それを受け入れるのも、受け入れないのも自分自身です。ここが重要なことです。

以前ならば10個のシチュエーションで「本当に私でいいの?」と10回言っていたあなたが、1回しか言わなくなっている。あるいは心のなかでずっと思っていても、彼にはまったく言っていない。

それはあなたの大きな変化です。「成長」と言っていいかもしれません。どうひいき目に見ても、ウザさは1000倍減っています。そんなふうに変わることができているわけです。

「本当の自分」なんて幻想

また違う側面で語ってみましょう。本当の自分なんて幻想です。

ちょっと俺自身の話に寄せさせてもらいますが、俺は基本的に「自分に自信がある」タイプに見られることが多いです。じゃあどんな時でも自分を信頼しているのか? 明確に「違う」と言えます。

初めての人と会うときは「嫌われないだろうか?」とビビり、初めての仕事をするときは「どうやって進めればいいだろう?」と不安になり、新しいコラムを書くときは「良いものが書けるだろうか?」とヒヤヒヤしながらタイピングを始めます。

例えば、自分に好意を持ってくれている人が集まる場所ならば自信を持って初対面の人が集う場所にオラオラでいけることでしょう。参考になる資料が溢(あふ)れている仕事であれば、ウェイウェイ進めていけることでしょう。

そんなふうに自信なんてものはシチュエーションによって「揺れる」ものです。そして、いつだって「恐怖」や「不安」を抱えてしまうものです。

どんなときでも、自分に自信を持てる人なんていないです。だからこそ、恐怖や不安をどう飼いならすか? ということがスキルとして、そして本質として必要となってくるんです。(人によっては「根拠のない自信を持てるようになれ」みたいなことを言うのはこれです)

振る舞っていけば、そういう自分になれる

ひとつの明確なやり方として、「そういうふうに振る舞っていけば、それが板についてくる」という事実があります。

内心ビビりながらも、自信満々に物事を進めている自分をイメージして、理想像の自分を演じる……というやり方です。

例えばコンサルタントという職種は、素人同然の状態でプロジェクトに参画して、プロフェッショナル面をしながら必死に知識を身につけて最終的には価値を出す……ということはよくあることです。

よく言われる「なりたい自分として振る舞っていれば、なりたい自分になれる」は嘘じゃないと、俺は思います。

「重くないように」「自信を持っているふうに」

そういうふうに振る舞っているいまのあなたは、この方向性で進めていると思います。

ひとつだけ言うと、その自分を楽しんでください。「本当の自分」なんて存在しないんだから、無理して自分を偽っていると捉えずに、そういうふうになれている自分を褒めて、楽しんで、その自分でいることを誇りに思ってください。ここが最も重要なポイントだと感じています。

あなたが、“自分がなりたい自分”に、徐々になれているという事実に気づいてほしいんです。

「私と付き合えて良かったね!」と心の中で言ってみる

それでは最後にエクササイズを残して終わりにしたいと思います。

それは彼に対して、心のなかで「私と付き合えて、本当に良かったね」「私と出会って、あなたは本当にラッキーだったね」と300回言ってみてください。実際に口に出しちゃダメですよ(笑)。

おそらくあなたはこのフレーズを自信満々に言えないでしょう。それこそがあなたが心に抱える自己評価の低さと重さの現れです。それをブチ壊してください。

「おはよう」「おかえり」と同じくらいのテンションで心の中で、笑ってこの言葉を言えるようになってみてください。徐々に引っかかるような重さがなくなり、言ってもいいのかな……と思えるようになり、感情を込めて自己陶酔できるようになってみてください。

もしかしたら500回言ってもそうならないかもしれません。だったら1000回言ってみましょう。

それができるようになった頃には、今日ご質問者様が出してくださったお悩みは消えていることでしょう。

自分自身を愛して

言葉は人をつくります。自分がどのように世界を、そして自分自身を捉えているかを定義するからです。まずは自分自身を愛してください。そしてその愛で自分の周囲を包み込んでください。

「私と付き合えて、本当に良かったね」は「あなたと付き合えて、私は本当に良かった」であり、「私と出会って、あなたは本当にラッキーだったね」は「あなたと出会って、私は本当にラッキーだった」を、本当の意味で実感することができるようになるにちがいありません。

揺れ動く自分を楽しんでください。応援しています。

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〇〇って言わない女子

パートナーや気になる人に、言いたくても言えない、聞けない一言ってないですか?恋愛コラムニストの桐谷さんに、「言わない女子」のお悩みを聞いてもらいます。

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