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余裕がある女でいたいから…パートナーに「誰と?」と言えないのはなぜ?

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余裕がある女でいたいから…パートナーに「誰と?」と言えないのはなぜ?

「〇〇って言わない女子」
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恋愛経験をある程度積み重ねてきて、酸いも甘いも知っているオトナだからこそ、パートナーにあえて「言わない」ことをあえて拾って、恋愛コラムニストの桐谷ヨウさんにアドバイスをいただく連載「◯◯って言わない女子」。

ヨウさーん! 今回はこんなつぶやきを発見しましたよーー!!

【今回のつぶやき】

「誰と?」

今、仲良くしているパートナーはアクティブな人で、飲み会や旅行など頻繁に出かけます。そのこと自体は全く気になりません。私も束縛されるのが嫌いなので、お互い自由に会えるときに会ってという感じの大人の付き合いが続いています。

とはいえ、「今夜予定があるんだよね」と言われると「誰と?」「合コン?」「もしかしてデート?」「そういえば最近部屋がキレイだし」と妄想が駆け巡ります。とはいえ、「誰と?」の一言が言えません。なんか重い女って感じで……。

30代になった今でこそ「必要以上に干渉しない大人のいい女」ぶってますが、20代の頃はいろいろ失敗してきました。せっかく、余裕のある女になったのに「誰と?」と聞いたらすべてぶち壊しですよね。。

「束縛しない関係」って素敵だけど…

大人の恋愛、素敵だよね。

お互いに束縛せず、お互いを尊重しあい、お互いに自分の人生を楽しみ、それでも一緒にいる。

アラサーの恋愛の理想! とはいえ、こういう恋愛ってすごくむずかしい。

恋愛って「相手を自分のものにしたい」って欲求と紙一重じゃん。

だから
「物足りない」
「本当のことを知りたい」
「これって付き合ってる意味ないのでは……」
と思いがち。

ご質問者様は過去の経験から<ブチ壊してしまうこと>が怖いんですよね?

過去を踏まえて、新しい恋愛のスタイルでもがいてる。素敵だと感じます。

でもね、大人の恋愛をしようと思ったら、もう少し「コミュニケーションの目盛り」を細かくしたほうが良いかもしれない。

“感情のストッパー”の正体は…?

「大人の女」と「干渉しないこと」は別物です。

「干渉しないこと」と「何も聞かないこと」は別物です。

「誰?」と聞くことと、「重い女」は別物です。

ご質問者様に“感情のストッパー”がかかっているように見えるんですね。もっと彼が何をやっているか知りたいじゃないですか。ふつーに(笑)

これはあくまでも俺の定義なので参考程度に聞いてみてください。

大人の女とは、相手の主体性を許容しつつ、自分の要望をスッと相手の心に響くように伝えられる人です。

干渉しないこととは、自分の期待を相手に押し付けないことです。

重い女とは、相手のキャパシティーを超えた要求で愛をたしかめる人のことです。

そうじゃないやり方で「あなたのことが好きだから、普段どんなところで、誰と楽しんでいるのか?」を聞くことは、絶対にできると思うんですよね。

これはいろいろなやり方があります。言葉選びかもしれないし、言うタイミングかもしれないし、無言の圧力かもしれない。断じて、LINEを盗み見することではないっすよ!

と、ここで!! 担当編集・堀池さんより!!

「ヨウさん、この“感情のストッパー”っていうのは不安からきているんだと思うんですよね。私にも心当たりがあります!!」

というご意見をいただきました。

よし、それでは不安との向き合い方を書いていきましょう。

「不安」の伝え方

俺は不安を二種類に分けています。

一つは、自分の将来であったり、仕事であったり、乗り越えるべき課題があるにもかかわらず「自分の能力が十分ではないのではないか」という自信のなさからくるモヤモヤです。

これは独力で乗り越えていくしかない性質のものです。だれかを頼ったりすることは必要なことですが、本質的には自分で考えて、自分で「大丈夫だ」という手ざわりを獲得して、解消していくべき不安です。

もう一つは、対人関係のモヤモヤです。相手は何を考えているのだろう。相手に裏切られるのではないだろうか。自分のことを本当にわかってくれているのだろうか。

これらはすべて、「相手に期待する」ことから生まれます。

こうあってほしいという姿を相手に投影する。だからこそ、そうなりそうなときに不安を感じる。

いやー、わかります。

「相手に期待してはいけない」なんてよく言うし、その通りなんだけど、それができたら苦労しないっていうね。大事な存在ほど、期待したくなっちゃうよね。

そう、だからできることは

「自分は不安を感じてるんだよ」

というメッセージを相手に伝えてみることです。

「誰と?」という言葉に「他の人と浮気をしているんじゃないの? やめてくれない?」というメッセージが込められていると、シロだったとしても重いと思われる可能性がたしかにあります。

だけど、「私は他の人と浮気をされるのをよしとはしないよ」というメッセージを込めることはできます。

そして、それに対してあなたの「不安」を払拭しようとしない人は、あなたを大事にしているとは思えません。

あなたの「不安」という“こわれもの”を、彼がどう取り扱うか、その態度を見てみてほしいのです。それ次第で、彼のことをより好きになれることだって大いにありえるでしょう。

「大人の恋愛」って何だろう?

まとめます。

最悪なのは、自分の「不安」という感情に気づけないことです。そして、その取り扱いを間違えて危険物として彼にぶつけてしまうことです。

20代の恋愛を経て、あなたは感情の自爆テロを仕掛けなくなった。反面、自分のなかにモヤモヤ爆薬を抱え込むようになったわけですよ。

それは「大人の恋愛」ではない。その感情を相手と一緒に取り扱うアクションを取れるようになっていくべきなんです。相手を巻き込めない恋愛は、どれだけの配慮があってもひとり相撲なんですよ。

30代の恋愛は、自分の言葉で直接的に相手を変えようとしてはいけない。

自分の言葉で、相手に考えさせて、勝手に行動を変えるように仕向けるんですよ。俺のまわりのイイ女たちはそれが抜群に上手い(笑)

あとはなんだろうなー。人って変わっていくもんなんですよ。

なかなか変わらないようで、グラデーションのように変わっていく。だから、あなたの感情を投げこんでいくなかで、彼の行動に変化が生まれるようであれば、ほんの少しだけ気長に見てあげられると嬉しいな。すぐにはあきらめないで。

大人の恋愛のこれから、応援しています。

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〇〇って言わない女子

パートナーや気になる人に、言いたくても言えない、聞けない一言ってないですか?恋愛コラムニストの桐谷さんに、「言わない女子」のお悩みを聞いてもらいます。

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