働く女性に贈る「本音でぶっちゃけナイト」リポート第2回

嫌いな上司のために転職する必要なんてない 味方にするなら “セカンドオピニオン上司”

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嫌いな上司のために転職する必要なんてない 味方にするなら “セカンドオピニオン上司”

11月15日に東京・神保町の小学館ビルで、トークライブ「働く女性に贈る『本音でぶっちゃけナイト』」が開催されました。

登壇者は、イラストエッセイストの犬山紙子さん、WEB Domani編集長の井亀真紀さん、働く女性の消費・生活・情報意識などを分析する「キャリジョ研」研究員の伊藤祐子さん(博報堂DYメディアパートナーズ)。

盛りだくさんの内容の中から一部をピックアップして、お届けします。

第2回となる今回のテーマは「人間関係」。みなさんの職場にも手柄を横取りしてくるような「いや〜な上司」がいませんか?

左から、井亀さん、犬山さん、伊藤さん

左から、井亀さん、犬山さん、伊藤さん

第1回:合コンはタイパが悪い

人間関係に悩んだらセカンドオピニオン上司を味方につける

犬山紙子さん(以下、犬山):職場の悩みって、人間関係がほとんどだってよく聞きます。

井亀真紀さん(以下、井亀):WEB Domaniのお悩み相談企画にも「自分の仕事は好きで自分に自信もあるんだけど、上司が嫌い!」というような相談がよく寄せられます。

犬山:直属の上司が仕事できないとか、マジでクズだとか。仕事を辞めるにしても「なんでそいつのために自分が仕事をやめなきゃいけないんだ」と腑に落ちないでしょうし、セクハラやパワハラみたいな深刻な状態なら人事に言って部署異動という手もあると思うんですけど、「そこまでいかないけど、ホントこの上司仕事できねぇ!」っていう場合、逃げ場がないんです。

井亀:つらいですね……。

犬山:会社を経営している立場の友達とかに聞いてみたら、「セカンドオピニオン上司をつくる」ことがひとつの対策になるそうです。直属の上司がダメだとしても、会社内でほかに「この上司は信頼できるぞ」という人を1人でも2人でも見つけて、そういう人に話しかけて仲良くしておく。

伊藤祐子さん(以下、伊藤):そうそう!

犬山:部下の手柄を自分のものにする上司っていますけど、それに対して「私がやったんですが……」とはアピールしにくいんですよ。でも、仕事が走ってる時にセカンドオピニオン上司に「いまこんな感じで仕事進めてるんですよ」って雑談でもいいので報告っぽいことをしておけば、まわりが「おやおや?」って気づいてくれる。1対1で闘うんじゃなくて、味方をしっかりつけてから闘いましょう。

伊藤:同期とか横のつながりではなく、「斜め上」のつながりの人につねに情報を開示しておくのは重要です。

井亀:「斜め上」なんですね。

犬山:同期だとあまり意味がないんですよ。グチを言ってすっきりしたり、ストレス発散にはなるんですけど、ただ単に力が同等の2人が結託しただけにしか見られないので。だから尊敬できる上司を見つけて「セカンドオピニオン上司」として味方につけておくことです!

井亀:マジメな人ほど「自分でやんなきゃ」っていう気持ちが強くて「任せ下手」なんですよね。頼れる先をつくって、アウトソーシング上手になりましょう!

“クソバイス”は「おもしろーい」で受け流す

犬山:“クソバイス”っていうのは私の造語で「クソみたいなアドバイス」のこと。アドバイスの体で自分の主張を上から目線で押し付けてくる行為を指します。アドバイスの体をとっているので、マジメな人は「私、直したほうがいいのかな……?」って悩んじゃう

井亀:バブル自慢とかもそうですよね。「もっとヤンチャしたほうがいいよ~!」とか(笑)。あれはけっこう女性に多い。

犬山:クソバイスは言った本人が気持ちよくなりたいだけで、あなたに悪いところはないのだから気にするなと言われても、されたほうはモヤモヤしてしまうものです。だからそういうときは、受けとめずにスルーしましょう。とりあえず「おもしろーい」って言っておけばいい

会場:(笑)。

犬山:これはギャルの「ウケる~」から学びました。ギャルってクソバイスをめちゃくちゃ浴びてるんですよ。それを「ウケる~」で流してるんです。

ちなみに、私、むちゃくちゃクソバイス女だったんですよ。しかも、「私、いいことしてる!」って勘違いしてたんです……。たとえば、あんまりファッションに興味ない子をつかまえて「もっとおしゃれしちゃおう☆」みたいな気色悪い押し付けをして。これ、「おしゃれレイプ」って呼んでるんですけど。

井亀:仕事柄、「おしゃれレイプ」関連で言いたいことがあるんですけど、いいですか? よくテレビとかで地味な女性を変身させてキレイにするみたいなbefore after企画あるじゃないですか。あれ、100%、beforeのほうがキレイですよね!?

会場:(爆笑)。

井亀:先日見たのが、ある職人さんみたいな方だったんですけど、作務衣にひっつめ髪にすっぴんでっていう、それはそれで美しいんですよね。そこにプロが寄ってたかって、流行りの服とメイクを押し付けるんですよ! カラースカートに袖コンシャスなトップス、前髪をつくって髪を巻いて……。結果、どこにでもいる人になっちゃった。

犬山:すごいわかります。世間一般でいいとされているものにギュウギュウ押し込めて、個性を殺していくんですよね。

井亀:好きな恰好をしているほうが100%キレイです。皆さんも「おしゃれレイプ」には気をつけて!

つらい時は自分のトリセツに従う

井亀:「びっくりするほどつらくなったときの対処法を教えてください」という質問が来ています。皆さん、どうですか?

伊藤:私は、なにがつらさを感じるスイッチなのかを俯瞰して考えてみます。「この人にこういうこと言われるとつらくなっちゃうんだな」「仕事でこういう失敗して相手に迷惑かけるとつらくなるんだな」とか、そういう思考グセみたいなのを知っていると、つらくなっても、「あ、これいつものやつ。いつか抜ける」って思えます。つらい自分に巻き込まれてますます戻れなくなっちゃう前に、俯瞰して見るといいと思います。自分のトリセツがあればラクになりますよ。

井亀:ああ、それいい。私は、つらくて誰にも会いたくないときほど、人に会ってみるとか、初めてのことをやってみます。そうすると、たいてい「落ち込んでいる自分」と違う自分に切り替えられるので。

犬山:そうそう、一人で抱え込むと、嫌なことと自分が1対1になってしまうので、人に会うのはいいですよね。人と話をすれば違う視点を入れることもできますし。たとえば自分の聖域——私の場合は行きつけのスナックですが——に言って、話をして歌って。でも、その際の人選には気をつけて! クソバイスしてくるような人は絶対だめですよ!

(構成:須田奈津妃)

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