結婚式トレンド「感動させたい」から「時間の共有」へ 

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結婚式トレンド「感動させたい」から「時間の共有」へ 

「結婚しなくても幸せになれるこの時代に私は、あなたと結婚したいのです。」

今年4月に放送された結婚情報誌「ゼクシィ」のCMコピー。「誰の生き方も否定していない」「結婚も結婚しないことも比べていない」といった多様な生き方にスポットを当て、多くの人の支持を集めました。

同コピーに象徴されるように、ライフスタイルが多様化し、結婚や結婚式の価値観やスタイルもさまざまな広がりを見せています。

1994年から「ゼクシィ結婚トレンド調査」を実施している結婚情報誌『ゼクシィ』が10月18日、東京都内で「ゼクシィ結婚トレンド調査2017」発表会を行い、結婚にまつわる様々なデータを発表しました。

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今後の結婚式の傾向は…

首都圏版「ゼクシィ」の平山彩子編集長によると、結婚式のトレンドとしては昨年に引き続き「ありのまま婚」が主流だそう。

「テンプレの誓いの言葉ではなく、二人で一から誓いの言葉を考える」「(これまでは隠しがちだった)マッチングアプリでの出会いを隠さずに紹介する」といった事例を紹介しました。

また、今後の結婚式の傾向について平山編集長は「今研究をしているところなので、はっきりとした数字は出せないのですが」と前置きしつつ「SNSの発達を背景に特に若い世代の間でコミュニティのあり方が変化している。アンケートで『自分が所属しているグループはいくつですか?』と聞くと、すでに結婚をしている人たちよりも明らかにグループの数が多い。『友人』という枠も細かく見ていくといくつものコミュニティがあります」と指摘。

「その傾向が結婚式にどう反映されるかと言うと『時間』の使い方に変化が見られます」と続け「例えば家族のみの披露宴後にゲスト全員での挙式をして、その後に友人との披露宴を実施する二部制をされるカップルもいらっしゃいます。また、キャンプ場で挙式した後に、一緒に片づけをして、そのままバンガローに泊まって朝まで二次会をするケースもあります」と紹介。

「一つの空間でつながるというよりもそれぞれのつながりで時間をどう過ごすかということに力点が置かれるのでは? つながりが多様化していて、それが結婚式のスタイルにも現れていると思います」と話しました。

「ゼクシィ結婚トレンド調査2017」発表会の様子

「ゼクシィ結婚トレンド調査2017」発表会の様子

「感動させたい」ではなく「一緒に時間を共有したい」へ

また、「挙式、披露宴・披露パーティの演出を決定する際に心がけたこと」で、2012年調査に比べて「列席者を退屈させないこと」(−11.2ポイント)、「感動的な挙式、披露宴・披露パーティにすること」(−9.7ポイント)、「自分らしさを表現できること」(−3.8ポイント)といった項目が減少しているということにも触れ、「押しつけのない時間を招待客と共有したい気持ちに変化しつつある」と分析。

「結婚式で(ゲストに)楽しんでほしいというのは今も昔も変わらないと思うんですが、そのために感情の流れを作って『感動させたい』といった『〜させたい』という結婚式の作り方ではなくて、結婚式全体をどういう空気で包み込みたいか、どういう時間にしたいかと考える方が増えています」と説明しました。

※トップ写真は「リクルートマーケティングパートナーズ」提供。ゲストのドレスコードが「白」の結婚式という「ありのまま婚」の一例として紹介されました。

(取材・文:Duniakita編集部・堀池沙知子)

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