「アップデート恋愛」座談会(前編)

自分の成長のため、彼氏を乗り換える… “アップデート恋愛”の経験者が語る本音

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自分の成長のため、彼氏を乗り換える… “アップデート恋愛”の経験者が語る本音

「何も知らなかったあの頃は、けっこう尊敬してたんだけどな」

人生の経験値が高まり、自分自身が成長するにつれ、パートナーの男性に物足りなさを感じるようになる……。そんな経験をしたことがある人は多いのではないでしょうか。惰性や妥協で付き合い続けるのではなく、自分の成長に合わせて現在のパートナーと別れて「さらなる高み」を目指す――いわゆる「アップデート恋愛」をすると、女性はどうなるのか? Duniakitaでは、「アップデート恋愛」を経験した女性3人の座談会を行い、人生のフェーズに合わせて自分に必要な男性を選び続ける彼女たちの生き方を探りました。

「アップデート恋愛」座談会参加者

ハルナさん(24歳)
広告代理店に新卒入社。就職を機に5年間付き合った彼氏と別れ、同じ業界の年上有名ディレクターと付き合い始める。交際を通して戦略的に相手の男性から仕事のスキルを学びつつ、恋愛も楽しんでいる。

アヤコさん(27歳)
出版社勤務。友人も恋人も、自分の成長につながる相手を戦略的に選び、自分自身のアップデートを繰り返してきた。様々なタイプの男性との恋愛を経て、昨年、弁護士とゴールイン。

ミホさん(31歳)
テレビ局勤務。大学時代から交際していた大手企業勤務の彼氏と結婚。しかし、仕事を通じて多様な価値観に触れ自分自身が成長したことで相手に満足できなくなり離婚を選択した。

※全て仮名です。

恋愛基準は「この人と一緒にいて成長できるか」

――ミホさんは、20代後半で結婚した男性と、2年で離婚されているそうですが、その理由は?

ミホ:大きな理由は、結婚生活に刺激を感じられなかったからです。元夫は大手企業に勤めていて収入は安定していたのですが、典型的な「大企業病」で。「上司の理不尽な要求をいかに我慢するか」みたいなことに毎日真剣に頭を悩ませていたんですね。まさに石の上にも三年って感じで。

その姿を見て、彼が年々成長するどころか退化していくように感じられたんです。私は「仕事のクオリティをどう上げるか」「いかに会社に貢献するか」を考えているのに、この人はいわば“石化”することに苦心しているんだなと。仕事への向き合い方が違うから、彼とずっと一緒にいると私の成長は止まってしまうかもしれないと焦り、離婚を決意しました。

ーーふたりはいかがでしょう?

ハルナ:私には高校時代から5年間付き合っていた人がいたのですが、交際期間が長すぎてマンネリ化してしまったんです。お互いのこと知りすぎているから、話をする前に相手がどんな反応をするかわかっちゃって、新しく学習したり、刺激を受けたりすることがほとんどなくなったんです。結婚してもずっとこんな感じかなと思うと、いっそのこと別れたほうがいいのかな、と。

アヤコ:私も夫と知り合う前には色々な人と付き合っていました。「この人、すごいな」と思うと、自分から猛烈に追いかけちゃうタイプなので。でも、結局フタを開けてみると、自分が相手の面倒をみることになるケースが多かったんですよね。「あれ、アップデートしてもらおうと思ってたのに逆に私がしてあげてる……?」みたいな(笑)。それで別れちゃうことが多々ありました。

恋愛は必要な知識やスキルを得られる「専門学校」

――話を聞いていると、みなさん、恋愛相手には自分を成長させてくれる存在でいてほしいという思いが強いみたいですね。

ミホ:たしかにそうですね。私は相手を選ぶときに「自分にないものを持っているか」というところがいちばん気になるんです。大学時代の彼氏は音楽についていろいろ教えてくれたので、「知識のある男性と付き合うと、自分自身もバージョンアップできる」という感覚を得たんですよね。それ以降、恋愛対象を「何かを得たり学んだりできるか」という視点で選んでいるところがあるかもしれません。

ハルナ:私もそうですね。前の彼氏と別れてから、同じ業界の有名なディレクターと付き合い始めたんですけど、それは自分の仕事に活かせるような知識やスキルを持っている人がいいな、と思っていたからなんです。言い換えれば、自分に必要なスキルを身につけることができる専門学校に入学する感覚に近いかもしれないです(笑)。

――なるほど、「男性と付き合う」=「学習のチャンス」ってことですね。

アヤコ:それ、めっちゃ賢い付き合い方ですね(笑)。私もハルナさんのように専門学校的感覚で男性と付き合っていた時期があったかもしれません。特に就活の時期の彼氏はみんな、自分が志望している出版業界の人ばかりだったし。

私の場合は「知識を増やしたい」と思って、出版業界の人たちと出会える場に行っているうちに自然と恋人になっていた、という感じでしたけどね。

ハルナ:でも、得たい知識やスキルがあるときに恋愛関係に持ち込むのってすごく便利じゃないですか? 普通だったら対等な関係で話せないような目上の人でも「恋愛」っていう関係性があればいろいろなことを遠慮なく聞けるし。そうやって恋愛をツールとして成長できるのは、女性の特権だなって思っています。

——ちょっと「ずるい女」って感じもしますが……。

ハルナ:恋愛をどう捉えるか、という問題ですよね。安らぎを求める人もいれば、刺激を楽しむ人もいる。私は、自分を高めてくれるものだと思っているんです。

――なるほど。では、「結婚」を視野に入れて交際しているわけではないのでしょうか?

ハルナ:そうですね。今、お付き合いしているディレクターの男性とも、結婚を意識して付き合っているわけじゃないですね。ただお互いが楽しんで、成長できればいいかなって思っています。

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自分が成長したら、次の彼氏に「入学」

――みなさんのように「自分に足りないものを相手から学ぶ」という専門学校的な恋愛スタンスだと、必要な知識やスキルを身につけるにつれて、相手といる意味を感じなくなってしまったりしませんか?

ミホ:そうなんですよね。憧れがどんどん失われていくというか。

アヤコ:付き合うとやがて魅力を感じなくなっちゃうことはありますね。自分がいろいろ学んでいくと、相手がどれくらいのレベルなのかが徐々にわかってきちゃうので。

特に同じ業界の人だと、自分が成長すればするほど「この人、ほんとは仕事できないんじゃない?」っていう事実が発覚する可能性があるじゃないですか。そうすると憧れっていう幻想がなくなっちゃうんですよね。

ミホ:ハルナちゃんも、今は有名なディレクターと付き合ってるけど、徐々に「たいしたことないな」って思い始める可能性はあるよね。

ハルナ:たしかにそうかもしれないですね。

――専門学校(元の彼氏)で必要な知識やスキルを学び終われば、次の専門学校(新しい彼氏)に入学するのでしょうか?

ミホ:その感覚に近いかもしれないですね。どんな知識やスキルを求めるかって、その時の自分のフェーズや状況によって全然違うじゃないですか。だから、そのときに自分が何を重視しているかによって相手を適切に変えていくっていう感じですね。

――その時々に必要なものを持っている男性と交際することで、自分自身の「アップデート」を繰り返しているんですね。

【後編はこちら】結婚は成長を諦めることなのか? アップデート恋愛女子が語る相手探し「惰性や妥協で選ぶな」

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