少女が憧れた“120年目のウェディングドレス” 受け継がれる家族の絆とは

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少女が憧れた“120年目のウェディングドレス” 受け継がれる家族の絆とは

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「お金がかかるだけだから」「面倒くさい」といった理由で若者の結婚式離れが指摘されている昨今ですが、「いつかはウェディングドレスを着たい」と思っている未婚女性もまだまだ多いはず。アメリカでは、120年以上も親戚中の女性たちに着られ続けているウェディングドレスがあるそうです。

1895年に最初に着られたのが始まり

このたび結婚が決まり、先祖伝来の家宝であるウェディングドレスを着ることになったのはアビゲイル・キングストンさん。アビゲイルさんは5歳の頃、おばが着ている写真を見て初めてこのツーピースドレスの存在を知ったと言います。それから、「いつか私も着たい」と思うようになり、今回めでたくその願いが叶うことになりました。

さて、このウェディングドレスにはどのような歴史があるのでしょうか。ドレスは、1895年にアビゲイルさんの曹々祖母であるメアリー・ローリー・ウォーレンさんが最初に着たことが始まりでした。

「流行と違う」と50年間着られなかったことも

ローリーさんの娘は1920年代に結婚しましたが、このスカート丈が長いドレスには興味を示さず、着ることはありませんでした。1920年代は赤い口紅、ボブ・カット、丈の短いショートドレスといった「フラッパールック」と言われる、従来の社会や道徳にとらわれない自由奔放なスタイルが女性の間で流行していた時代でもあり、ローリーさんの娘もクラシカルなこのドレスには反発していたのでしょう。

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その結果、ローリーさんが着てから約50年経ってからやっと、2人目としてローリーさんの孫がこのドレスを着ることになったのです。1946年2月のことでした。

修復、修繕を繰り返し120年間維持されてきた

それから1950年代になっても60年代になっても、他のドレスとは一線を画したそのクラシカルなデザインのドレスは、親戚中の新婦たちをモデルのように仕立てていきました。アビゲイルさんの母親レスリーさんも、1977年の自身の結婚式でこのドレスを着ています。

最初に着たローリーさんがとても華奢だったため着る人に合わせてリサイズを施したり、ダメージを修復するために裾や袖など何か所かにレースを追加したりと120年前のこのドレスは何度か縫合を重ねながら維持されてきたんだそうです。

今回、新たに200時間以上かけて修復を施した

アビゲイルさんもこのたび24年ぶりにこのドレスを着るため、200時間以上もの時間をかけて茶色くなってしまった全体の色をシャンパンゴールドに、ボロボロになってしまった袖の部分やスカートの針金などを修復していきました。完成したドレスをフィッティングしたアビゲイルさんは「シンデレラみたい!」と感動したそうです。

今月に予定されているアビゲイルさんの結婚式では、これまでにドレスを着た10人の新婦の写真がディスプレイされることも決まっているんだとか。結婚において歴史や伝統を守るといったプレッシャーは感じたくありませんが、120年以上も着られているドレスが存在するという事実は、家族の絆を感じられますね。

参考記事:/

(石狩ジュンコ)

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