女性の間で増えるアルコール依存症…量を飲む人より、〇〇な人がなりやすい。

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女性の間で増えるアルコール依存症…量を飲む人より、〇〇な人がなりやすい。

「ここ10年で、女性のアルコール依存症が1.7倍に増えている」

そんなニュースをDuniakitaでも過去に掲載しました。

なぜ、女性の間でアルコール依存症が増えているの?

そもそも、どうしてアルコール依存症になっちゃうの?

今回は、3月24日24時放送のAbemaTV『Wの悲喜劇 〜日本一過激なオンナのニュース〜』で「女性のアルコール依存症」に出演する、「のぞえ総合心療病院 医療法人 コミュノテ風と虹」副院長の堀川百合子(ほりかわ・ゆりこ)先生に話を聞きました。

聞き手は、「ここのところ、ちょっとお酒の量が気になる……」というDuniakita編集部のスタッフS(33歳)です。

毎日ワインをグラス2、3杯でも危ない

——30代になって20代より収入もだいぶ増えたので、最近ワインに手を出してしまったんです。自分のお金で買うと、品種や産地も覚えられるし……という言い訳もあって、毎日グラスに2、3杯飲んでしまいます。で、気づいたら、毎週不燃ゴミにワインボトルが2、3本……。

先生、私、やばいですか?

堀川百合子先生(以下、堀川):1日も欠かさず毎日ですか? だったら、危ないですね。3、4年でほぼ確実にアルコール依存症になりますよ。

——たった3、4年でなっちゃうんですか……毎日ワインを飲むようになってそろそろ1年なので、このままだとあと2、3年でなっちゃうのか……。

堀川:そうなりますね。女性は男性に比べてアルコール依存症になりやすいんです。脂肪の量が多く、水分の量が少ないので、どうしてもアルコールの血中濃度が高くなってしまう。最新の研究では、毎日飲酒するようになってから、男性が7、8年、女性が3、4年でアルコール中毒になるという結果が出ています。期間も量も、女性は男性の半分と言われているんです。

——男性の半分の期間と量で……そんな不平等な。

堀川:20代、30代と女性ホルモンがしっかり出ている時期は、まだいいんです。閉経が近くなり、だんだんと女性ホルモンの量が減り始めると、アコールが分解されにくくなり、依存症のリスクはさらに高まります。

問題は「量」じゃない

——やっぱり今すぐにでも量を減らした方がいいですか?

堀川:問題は量じゃないんです。「毎日」の方です。いつもどんなふうに飲んでいらっしゃるの?

——仕事から21時くらいに帰宅すると、料理をしながらまずビールを開けて、食事をしながらワインをグラスに2、3杯というのが、家飲みのいつものコースです。

堀川:料理しながら飲んじゃうのね。実はそれが習慣化しやすくて一番危ないんですよ。食事の支度をしながらちょびちょび飲んで、食事をしながらまた飲んでとやっていると単純に量も増えてしまいますし。それにつくるメニューも気づかないうちに「おつまみ的なもの」になって、それを肴にさらに飲んでしまうという悪循環。

——はい……まさに、そうなってます。チーズやサラミをつまみながら塩っぽい料理をつくり、また寝るまでダラダラと飲んじゃいます。

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アルコール中毒になりやすい女性の共通点

堀川:楽しんで飲めてるうちはまだいいんです。毎日の仕事終わりにストレス解消のために家族や友人とワイワイ楽しんで、頃合いに切り上げられるなら大丈夫。ところが、ワイワイ飲んだあとも、ひとりで黙々と飲み直すようになると危ないですね。それを続けていると、自分で気づかないうちに「飲まなきゃいけない」という感覚になってきます。

——仕事が終わると、「ああ、飲みたい」って頭にワインの注がれたグラスが浮かんでくるんです(笑)。「飲みたい、飲みたい」って思いながら、スーパーで食材を買って帰宅する感じです。

堀川:Sさんはきっとマジメな性格なんですね。アルコール依存症はマジメで仕事をきっちりやるキャリア女性にとても多いんですよ。お酒以外でヌケるところがないんですね。しかも根がマジメだから、お酒もマジメに飲んじゃって、そのうち「毎日飲まなきゃ」と心のどこかで思ってしまうんです。

「お酒を飲むために、今日も一日頑張ろう」となっちゃうと、もうこれは赤信号。強迫的に飲酒している段階です。

——仕事のあとの一杯が楽しみなのに……。

堀川:一杯だけじゃないでしょ(笑)。

「休肝日をつくらなきゃ」は赤信号

堀川:私たちは「1ドリンク」という単位を使って飲酒量をカウントします。1ドリンク=純アルコール量10g。いろいろなお酒の「1ドリンク」は次の量です。

・ビール=250ml(ロング缶の半分)
・チュウハイ=180ml(350mlの普通サイズ半分強)
・ワイン=100ml(グラス半分弱)
・日本酒=80ml(1/2合)
・焼酎=50ml

そして、「1ドリンク」のアルコールが体から抜けるのに、個人差はありますが、だいたい2時間かかります。

Sさんの場合、毎日の飲酒量が350ccの缶ビール1本(1.5ドリンク)、ワインがグラス3杯(グラスに半分注ぐとして3ドリンク)ですから、合計4.5ドリンクで、抜けていくのに9時間かかる計算です。

編集スタッフSの普段のお酒の量

編集スタッフSの普段のお酒の量

堀川:ただし、この「9時間」というのは、Sさんの肝臓が健康で元気である場合です。何年も毎日飲酒をして肝臓が疲れていると、同じ量でもアルコールが分解されるのにかかる時間は長くなっていきます。

——9時間だと翌朝まだ抜けきってない可能性があるんですね……やっぱり「休肝日」をつくらなきゃダメですか?

堀川:というより、「休肝日をつくらなきゃ」と考えている時点で、もうアウトですね(笑)。半分アルコール依存症の状態だと思ってください。

よく「週に1日は休肝日をつくりましょう」と言いますが、週に何日休肝日をつくればOKとは言えません。アルコールを分解する能力は、年齢、性別、肝臓やそのほかの臓器の状態、体質によってバラバラですから。

——でも、まだ「今日は止めよう」と思えば、我慢できる気がします。

堀川:お、それは素晴らしい。ぜひ、やってみてくださいね。

20代、30代の女性で毎日のように飲む人は決まって「子どもができたらやめます」と言うんです。でも、妊娠に気づくのは、第5〜8週を過ぎた頃。それまでに毎日飲酒をしていると、赤ちゃんに異常が現れる可能性は高まります。ですから、若い女性ほど、「毎日の飲酒」は避けた方がいいですね。

「記憶をなくすほど飲んだことはないし、グラスに2、3杯なら……」と、いつの間にか毎日飲むようになっていたお酒。「仕事のあとのひと息」にこんな危険が潜んでいたとは……。過去10年で女性のアルコール依存症が1.7倍に増えている、その背景には働く女性が普通にやっている飲酒習慣がありそうです。

今夜24時放送のAbemaTV『Wの悲喜劇 〜日本一過激なオンナのニュース〜』では、堀川先生の他に、実際にアルコール依存症になってしまった女性も登場し、リアリティ溢れるトークが展開されます。お楽しみに!

wの悲劇v2

■番組情報

『Wの悲喜劇~日本一過激なオンナのニュース~』

男子は見なくて結構! 男子禁制・日本一過激なオンナのニュース番組がこの「Wの悲喜劇」。さまざまな体験をしたオンナたちを都内某所の「とある部屋」に呼び、MC・SHELLYとさまざまなゲストたちが毎回毎回「その時どうしたのか?オンナたちのリアルな行動とその本音」を徹底的に聴きだします。「そんなことテレビで言っちゃっていいの?」…いいんですAbemaTVですからタブーに挑戦します。

第5回となる今回のテーマは「酒で地獄をみたオンナ」。その深刻な実態に迫ります。

放送日時:2017年3月24日(金)深夜0時~深夜1時
放送チャンネル:AbemaNews

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