世界中の「姑」から認められる松浦亜弥 絶対に炎上しない“嫁力”を分析する

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世界中の「姑」から認められる松浦亜弥 絶対に炎上しない“嫁力”を分析する

4月26日、前田健さんが44歳の若さで急逝した。前田さんがブレイクするきっかけとなったのは「あやや」こと松浦亜弥のものまねだと報じられ、松浦は26日のうちに所属事務所を通じて次のコメントを発表した。

「昨日からのニュースを見て心配していました。突然の悲報にびっくりしています。私のことをおもしろかわいくモノマネをしてくれて、楽しく話題にしてくれて嬉しかったです。マエケンさんのモノマネで自分のクセを知ったりして。初めて共演させていただいた時には、私の体調やスケジュールまで気遣って下さったり、プレゼントと一緒に手書きのとっても丁寧なお手紙をいただいたことを覚えています。マエケンさん、『あやや』の思い出をありがとうございます。いまはただ心からご冥福をお祈り致します」

このコメントは、「良い感じのコメント」「いい文章」「大人の対応」「あややのアイドルイメージを壊さない」と好評価を得ている。松浦を「日本最後のソロアイドル」と見直す向きもある。

お悔やみの言葉は非常に難しい。難しいから、一般人は無難な定型文を参照する。しかし、芸能人はそうはいかない。故人との思い出と悲しみと、そして不謹慎にならない程度に自分らしさをそこに盛り込まなければならない。そのとき“世間”は姑になっている(この場合の“姑”は、象徴としての姑であり、女性に限らない)。一億の姑を前にして何を言うか。

悲しみを表現したはずが……失敗した人々

2008年に浜崎あゆみがファンクラブ会員専用のブログで「灰になった姉貴に会った」とショックを率直に綴った際は、その女性が実姉ではなく2年前にケンカ別れした“姉貴と慕う友人”で、死から半年以上経ってからの発表だったため、「ただの話題作りではないか」と勘ぐられることになってしまった。

松居一代は、川島なお美さんが亡くなった翌月、「結婚して3年目に、川島さんと主人である船越が人生のひとときを歩んでいたということを知りました」と、夫の船越英一郎と川島さんが過去に交際していたことを暴露した。もっとも交際していたのは、松居と結婚する前のこと。「そんな過去のことをなぜ今?」と世間の反感をかったばかりでなく、船越もドン引きし、「『離婚しよう』──ほどなくして、船越は松居にそう告げた」と報じられた(「女性セブン」2016年1月28日号)。

お悔やみコメントではないが、通夜の服装が叩かれたケースもある。松浦亜弥と同じハロプロ出身、元モーニング娘。の辻希美は、後藤真希の母親の通夜に黒のミニスカート+頭に黒の大きなリボンで参列し、「非常識」と反感を買った。ちなみに、辻は藤本美貴の結婚式には白いドレスに白いリボン、後藤真希の結婚式にも白いドレスで出席し、これまた「非常識」と叩かれた。辻は、一億の姑に叱られるニッポンの嫁という役割を見事に果たしている。

「あやや」がどこにいるかをきちんと把握

 こうした失敗例がある中で、松浦のコメントが好評価を得た一番のポイントは、「マエケンさん、『あやや』の思い出をありがとうございます」という一文だろう。松浦の全盛期は、15年近くも昔。2009年以来シングルを発売していない。2013年にはw-inds.の橘慶太との結婚、2014年に第1子出産。まだ29歳とはいえ、すでに“あの人は今”状態だ。

 「『あやや』の思い出をありがとうございます」という文章には、視聴者と松浦の懐かしい距離感が実に的確に表現されている。姑は自分の立ち位置を正確に把握している人が好きだ。輝いていた「あやや」というアイドルは過去の人。それを誇らしくも謙虚に受け止めており、前田さんにおもしろおかしくネタにされたことも今は「思い出」として感謝の気持ちに変わっているということをよく表現している。出しゃばらず、他人(この場合は前田さん)を立て、感謝する。姑にとって満点の文章なのである。そういえば、松浦は結婚報告の文章も話題となった。

「私の青春には、すべて彼がいます。悲しいこと、辛いこと、嬉しいこと、楽しいこと全部です」

男性ファンを絶望のどん底にたたき落すような一文ではあるが、反面、一途に純愛を貫いたと捉えられることができて、姑ウケばっちりの文章である。

核家族化が進み、今は昔のように嫁姑問題が話題となることが減ってきた。それでも、私は姑になりたい! 姑になって、嫁をいびったり姑同士で愚痴り合ったり、たまに誉めたりしてみたい!! 里田まいや安倍なつみ、元ハロプロメンバーが次々に結婚、妊娠、出産している今、みんなで「モーニング嫁。」を結成したらいいんじゃないだろうか。センターは矢口真里&辻希美で。あ、矢口はモー嫁。でなくて元嫁。ですね。

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